【蓄電関連】JFEエンジニアリング：武雄蓄電所が商業運転を開始　九州の系統安定化へ蓄電池活用

武雄蓄電所合同会社が佐賀県武雄市で建設を進めてきた系統用蓄電所（定格出力2MW、定格容量8MWh）が商業運転を開始した。出資企業はみずほリース子会社のエムエル・パワー、大阪ガス、JFEエンジニアリング、九州製鋼の4社。太陽光発電の比率が高く需給変動が大きい九州エリアでは、再生可能エネルギーの出力変動を吸収する蓄電池の必要性が高まっており、同施設は調整力の一端を担う役割が期待される。リチウムイオン電池（LFP）方式を採用し、九州製鋼佐賀工場内約600㎡に設置した。

九州製鋼は地権者との調整を担い、JFEエンジニアリングがオーナーズエンジニアリングとして開発を支えた。今後は大阪ガスが蓄電池の運用と電力市場取引を担当し、エムエル・パワーが事業運営に当たる。系統用蓄電池事業は、余剰再エネを吸収し不足時には放電することで、需給調整と再エネ活用の両面に寄与する構造となる。4社は事業拡大を通じて再エネ導入の加速と電力系統の安定化を図り、脱炭素社会の実現に貢献する姿勢を示した。

【出典】
▷武雄蓄電所の商業運転開始について ～系統安定化ニーズの高い九州エリアにおける系統用蓄電池の取り組み～
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。